電力を多く消費する機能はどれか

スマホやタブレットのバッテリーは、パソコンのものと形状や重さが異なるものの、内部構造は同じです。リチウムイオンを使って、負極と正極、セパレーターを中心に構成されているのです。セル数はスマホの場合、1つというのが一般的です。これは、ラミネートを用いた、ゲルポリマー製法によるバッテリーです。ディスプレーの明るさは、スマホでもバッテリーの消費を左右する大きな要素になっています。それでは、スマホやタブレットで電力を最も消費する機能は何でしょうか。シャープと富士通のスマホ事業の担当者は、いずれも液晶ディスプレーのバックライトの輝度を挙げています。そこで、スマホ向けの電力測定ツール「TRYGLE POWER BENCH」のメーカーであるトライグルの協力で、液晶画面の明るさを変えたときの消費電流の違いを測定してもらいました。例えば、暗めになっている待ち受け状態からフリック操作を数回行うと液晶の輝度が変わったのですが、それに伴って消費電流が2倍以上に増えていることが分かったのです。消費電流が大きくなるほど消費電力も増えるので、液晶の明るさの影響は大きいといえますね。この点はどのスマホでも一緒だと思いますが今回の実験で実証された形となりました。

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